2019年09月02日
3時限 芽かきとバルブの数
今日は芽かきについて。
芽かきはシンビジウムの栽培上とても大切な作業です。
1年目の苗
2年目の中苗
3年目の出荷株
それぞれに対して毎年芽かきをします。
よく生産者同士では1-2-2、1-2-3、1-1-2-3、1-1-3とか言う表現が出てきます。
これはバルブの数をいくつにするかという数字です。
分かりやすい1-2-3で説明します。
最初の1はメリクロンバルブなので、この1は絶対に1つしかないメリクロンバルブなんです。
なので、どの表現でも最初は絶対に1から始まります。
2つ目の2は、中間リードと呼んでいます。
上の写真で言う、両側の小さい葉芽です。
あれがもっと大きくなります。
この中間リードも大抵2つです。
しかし、芽吹きの悪い品種は中間リードが1つになることもあるので、最終的に1-1-2で仕上がることもあります。
3つ目の3は、開花リードと呼んでいます。
文字通り花が着くバルブです。
1-2-2にするか1-2-3にするかは、栽培鉢の大きさで決まってきます。
6寸鉢以下だったら1-2-2までが限界です。
6.3寸は1-2-2の品種もあれば1-2-3でいける品種もあるくらい。
6.5寸以上なら1-2-3で6,7本立ちが狙えます。
(開花リードと言ったり、バルブと言ったりしてますが、リードもバルブも僕は感覚的に使っています^_^;)
「この品種だったら開花リード2つで3,4本アーチを狙おう」
「立ちで大きく6本狙いで6.5寸にして温度かけて年内に出せるようにやってみよう」
とかのイメージに合わせて、芽かきのタイミングを考えていきます。
シンビジウムは3年かけて花を咲かせるのが通常なので、最後までイメージ通りにやるのは、適期を逃すと計画がくるいます。
あー!!
頭の中がパニック!!
Posted by くらはし at 09:28│Comments(0)
│シンビジウム
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